産業用通信規格であるEtherCATを評価できる評価基板です。
EEPROMが搭載してあり、カスタマイズした設定を書き込むことができます。
EtherCATの特徴であるEthernetケーブルで"連結"して、機器を制御することができます。
産業用途、研究開発用途に期待のEtherCATを、手軽なシールドとして再設計いたしました。
Arduino Uno(Rev3) 及び Nucleo-64ボードで動作します。
SPIの通信機能を使用し、5Vもしくは3.3Vのレベル変換回路を追加してあります。
部品配置の関係で、Arduino Megaには対応いたしません。
○ 試せる機能
・SPIを用いてのLAN9252レジスタへのアクセス
・SPIを用いてのEtherCATレジスタへのアクセス
・SPIを用いてのProcessRAMやUserRAMへのアクセス
・PC(LinuxやRaspberryPi)よりマイコンへのアクセス
○ 試せない機能
・GPIOを用いての制御(どの端子にも接続していません)
・QSPIによる通信(SPIのみ対応)
・SYNC0,1による制御(どの端子にも接続していません)
・LATCH0,1による制御(どの端子にも接続していません)
※上記の内容については、「AN-201_EtherCATスレーブ評価基板LAN9252使用」にて試すことができます。
※ご要望があればこれらの機能を載せたArduinoシールドを作る場合もあります。
■ 内容物
EtherCATスレーブ評価基板(LAN9252)
EtherCATコンフォーマンステストツール(CTT)のテストをクリアしました。
ピン実装済み、動作確認及びCTTのテストを行って出荷いたします。
■ 仕様
必要電源: | 5V 1A (ピンソケットより供給) |
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信号電圧: | 5V もしくは 3.3V (レベル変換IC搭載) |
通信方式: | SPI |
Ethernetポート: | x2 (EtherCATとして動作します) |
Arduino Uno及びNucleo-64とのピンマップ
Arduino Uno/Nucleo-64: | EtherCATシールド |
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5V: | 5V |
D13: | SCK |
D12: | MISO |
D11: | MOSI |
D10: | #CS |
GND: | GND |
■ レベル変換について
当商品は、5V用と3.3V用がございますが、どちらも同じ基板です。
基板上にある半田ジャンパーにより、レベルの違いを変更してあります。
もし買われた商品から電圧を変えたい際は、写真の箇所のジャンバーを変更してください。
■ ライブラリについて
以下のリポジトリにて公開&開発を行っております。
https://github.com/ArtifactNoise/Arduino-EtherCAT-Slave
■ 注意
本モジュールは評価を目的としており、実際に業務や工場での試験、実践的な使用に関しては、別途サポートが必要になります。
産業用途、事業用途で使用する際は、「[email protected]」より御連絡をお願いいたします。
購入時期により画像とは使用部品等が異なる場合があります。