ピアニストガイド を参考にピアニストの系譜図を描いてみました。
系譜図を辿ると、二人の偉大な教師が現れます。
一人はツェルニーであり、もう一人はマルテルモンです。
ツェルニーは二人の偉大な教師を育てました。
一人はリストで、彼の下には非常に多くピアニストが系譜として連なっています。
ロシアで活躍した偉大な教師ゲインリヒ・ネインガス、ゴリデンヴェイゼル、イグムノフもリストの系譜です。
もう一人はレシェティツキーでシュナーベルを始めとした名ピアニストの祖となりました。
ツェルニーをドイツ・ピアニストの祖とするなら
マルテルモンはフランス・ピアニストの祖といえるでしょう。
マルテルモンの弟子にはドビュッシー、ビゼー、アルベニス、デュカスなどの作曲家も多いですが
ピアニストの系譜の中で見た場合、ディエメールという第子が最も重要でしょう。
ディエメールはコルトー、ナット、レヴィといった名ピアニスト・名教師を排出しました。
ピアニストの系譜を語る上で、特に重要な「師匠」をピックアップし
彼らの弟子・孫弟子までの線に色を塗りました。
色分けは次の通りです。
- 赤: リスト
- 青: レシェティツキー
- 緑: ディエメール
- オレンジ: イグムノフ
- むらさき: ゲンリヒ・ネイガウス
- ピンク: ゴリデンヴェイゼル
系譜図に誤りがあったり、載っていないピアニストがあれば連絡下さい。
なお、日本人のピアニストはあえて系譜図から外しました。
海外のピアニストの系譜図に組み込めない人が多いからです。