卒業研究報告予稿集用の原稿執筆のためのLaTeXスタイルファイルです。 LaTeXエンジンとしては、LuaLaTeXを推奨します。
- jcourse-proceeding.sty: スタイルファイル本体。
- sample.tex: サンプルのLaTeXソース。スタイルファイルの使用例。
- sample.pdf: sample.texのコンパイル結果。予稿の出来栄えの例。
たいしたことはしていませんので、sample.tex
を見れば、すぐ使えると思います。
- 予稿のLaTeXソースと同じディレクトリに、
jcourse-proceeding.sty
ファイルを置きます。 - LaTeXソースのプリアンブルに下記を書きます。
\usepackage{jcourse-proceeding}
- 発表に関するパラメタを設定します。
\jcpnumber{A-2-1} % 発表番号
\title{〇〇に関する研究} % 卒業研究の題目
\author{岩手 太郎} % 発表者氏名
\jcplaboratory{(岩手研究室)} % 研究室名
\jcpabstract{概要を書きます。概要をつけることは必須ではありません。} % 概要
- 本スタイルファイルは、以下の4つを調整します。
\maketitle
コマンドにより生成される題目著者等のタイトル領域- ページの余白
- ページ番号の形式
- 自分の発表番号を、1ページ目の左肩につけることになっているので、それに対応しています。ページ番号にも発表番号が付加されます。
- 対応するTeXのバージョンとしては、TeX Live 2020以降をお使いください。動作確認は、TeX Live 2020で行っています。TeX Live 2019でも動くと思いますが、動作確認していません。これよりも古いLaTeXでは動くかどうかわかりません。
\documentclass
のクラスファイルには日本語用に注意深く作られたbxjsarticleを使用することを想定しています。- bxjsarticle使用の場合(推奨): 下記のように、
\documentclass
のオプションのLaTeXエンジン指定にautodetect-engine
を指定しておけば、LaTeXエンジンが自動判定され、pLaTeX+dvipdfmx, LuaLaTeX, XeLaTeX, pdfLaTeXどれでも行けると思います(が、LuaLaTeXを推奨します)。補足ですが、jbase=13.35Q
は和文フォントサイズを9.5ptにする指定です。おおよそ和文フォントの単位(Q:級)では、13.35Q=9.5ptです。
\documentclass[autodetect-engine,dvi=dvipdfmx,ja=standard,twocolumn,jbase=13.35Q]{bxjsarticle}
- jsarticle使用の場合(非推奨): pLaTeX+dvipdfmxの人でどうしてもjsarticleにしなければならない場合、下記のように
\documentclass
を宣言することで従来のjsarticleでも行けると思いますが、推奨しません。英語のみの予稿であれば、article(jsなし)でも大丈夫です。
\documentclass[twocolumn]{jsarticle}
- bxjsarticle使用の場合(推奨): 下記のように、