LEDマトリクスに好きな文字を表示させることができ、マイコンはPIC16F1938、言語はアセンブラを使用しています。
表示させたい文字を入力すると、ソースコードをPythonで自動生成、コンパイルおよび書き込みまでを自動で行うのが特徴です。
自動生成されるソースコード例
右下のボタンを押すことで表示する文字を変えることもできます。
LEDマトリクスに表示する文字は8x8フォントの美咲フォントを使用しています。
ひらがな、カタカナ、漢字(JIS 第一・第二水準)、記号が表示可能です。
sh run.sh [Option]
or
./run.sh [Option]
options:
-h, --help show this help message and exit
--model {1,2} 型式を選択してください 1:末廣,2:齊藤
--pattern_number {1,2,3,4,5}
表示したいパターン数を入力してください
--mode {1,2,3} 1:横にスライド,2:縦にスライド,3:スライドしない
オプションの詳細はPython/src/main.pyを参照してください。
オプションがない場合は対話形式で必要なパラメータが質問されるので、それに答える形になります。
LEDマトリクスの基板は2種類存在しているため、オプションで型式を指定できるようにしています。
動作確認済み環境
- Windows10、11、Debian12、Ubuntu22
- Python3.11
- MPLAB 5.35
- Oracle JRE 8
- make
Dockerにも対応しています。
Dockerを使える環境であれば、Dockerを使うのが一番楽だと思います。
- MPLABのバージョンは必ず5.35以下にしてください。5.35よりはPICのアセンブラ(MPASM)が付属していないからです。特に理由がなければ、5.35を使用することを強く推奨します。
- Javaの実行環境(JRE)にはOracle JREとOpenJRE(OpenJDK)の2種類がありますが、前者でしか動作確認を行っていません。
- Java 8を使用しているため、将来的に動かなくなる可能性が非常に高いです。
- パスが異なる場合は、必要に応じてMakefileや環境変数を変更してください。
Python、make、Git Bashは各自好きな方法でインストールしてください
scoopの場合
scoopをインストール(インストール済みであれば不要)
PowerShellで以下のコマンドを実行
Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser
Invoke-RestMethod -Uri https://get.scoop.sh | Invoke-Expression
Python make git bashをインストール
scoop install git python make
MPLAB 5.35のインストーラーをリンクから取得、実行 https://www.microchip.com/en-us/tools-resources/archives/mplab-ecosystem
https://www.java.com/ja/download/windows_manual.jsp
Git Bashを起動したらcloneする。
cloneするディレクトリはどこでも大丈夫です。
git clone https://github.com/yudai0804/TakasakiLab_PIC2023.git
cd TakasakiLab_PIC2023
実行
bash run.sh
Windowsの文字コードがShift JISであることが原因で、プログラムの都合上、一部記号(☆、♡)などが使用できないことがあります。その場合、Windowsの文字コードをShift JISからUTF-8に変更してください。文字コードの変更を行うと、他のアプリケーションに文字化け等の影響を与える可能性があるので、注意してください。
文字コード変更のやり方は自分で調べてください...
インストールリンク https://www.microchip.com/en-us/tools-resources/archives/mplab-ecosystem
dpkg --add-architecture i386
apt-get update && apt-get install -y libc6:i386 libx11-6:i386 libxext6:i386 libstdc++6:i386 libexpat1:i386
tar -xvf MPLABX-v5.35-linux-installer.tar
sudo ./MPLABX-v5.35-linux-installer.sh
参考:https://developerhelp.microchip.com/xwiki/bin/view/software-tools/ides/x/archive/linux/
https://www.java.com/ja/download/
tar zxvf jre-8u73-linux-x64.tar.gz
73の部分はダウンロードしたもののバージョンに合わせてください。
環境変数の追加
MakefileでIPECMD_JAVA
という環境変数を使用するため、ダウンロードしたOracle JREを環境変数に設定してください。
例(.bashrc)
export IPECMD_JAVA="$HOME/jre1.8.0_431/bin/java"
source ~/.bashrc
Git Bashを起動したらcloneする。
cloneするディレクトリはどこでも大丈夫です。
git clone https://github.com/yudai0804/TakasakiLab_PIC2023.git
cd TakasakiLab_PIC2023
実行
bash run.sh
実行(推奨)
docker run -it --privileged -v .:/app -v /dev/bus/usb:/dev/bus/usb yudai0804/takasakilab_pic2023:latest bash run.sh
build
docker build -t takasakilab_pic2023 .
buildしたものを実行
docker run -it --privileged -v .:/app -v /dev/bus/usb:/dev/bus/usb takasakilab_pic2023 bash run.sh
PICのコンパイル、書き込みについては、以下のリンクのmakefileを使用しています。
https://github.com/yudai0804/pic-makefile-template
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